オンクリ
Blogナレッジ
2023/03/22

-06- hubspotを導入せよ hubspotのSEOと良質なコンテンツ

株式会社オンクリの土屋です。
これまでのhubspotに関する記事を読まていない方はこちらをご覧ください。
-01- hubspotを導入せよ オンクリからのラブレター
-02- hubspotを導入せよ 顧客管理・CRM
-03- hubspotを導入せよ 案件管理
-04- hubspotを導入せよ 【認知】編
-05- hubspotを導入せよ 展示会×hubspot = のび太×ドラえもん

はじめのはじめに

ここでまず一つお伝えさせてください。
この記事は僕がhubspotを売るために書いているわけではありません。
僕が所属しているオンクリはhubspotのパートナーではないため、販売してもフィーなどは入ってきません。
また、hubspotは無料プランで十分すぎる機能があります。
それからhubspotはサポートがとてもしっかりしています。

要するにhubspotを導入して欲しいとは思っていますが、そこにオンクリは必ずしも必要ないということです。
どうしてもこれを伝えたかったんです。

hubspotにおけるSEOとは

テレビCMや広告、飛び込み営業といったアウトバウンドのマーケティングに対し、hubspotが提唱するインバウンドマーケティングはユーザー主導で人を集めましょうという手法です。

その中でもとても大事な施策がSEOです。

SEOとは?

そもそもSEOとは何でしょうか。
今では世の中に広がってマーケティングに携わっていない人でも知っているような言葉になりました。
それでもたまに
「SEOってなに?」
と聞かれることもあるので一度復習します。

Search Engine Optimization

SEOとは、Search Engine Optimizationの略です。
日本語に略すと「検索エンジン最適化」。
GoogleでもYahooでもBingでも、検索エンジンを用いて検索した際に、対象のページを上位表示されるような対策を行うことを、「SEO対策」と呼びます。
具体的には

の2つに大きく分けられます。

内部対策

内部対策とは、検索エンジンに対して行うサイト側での対策のことです。
具体的には、

などが挙げられます。
最近では、優秀なSEOツールがたくさんあるので
「〇〇なワードを足してください」
「上位表示のページと比べて〇〇というワードが少ないです」
「タイトルタグに〇〇というワードを足してください」
など、詳細な改善箇所まで教えてくれます。

外部対策

外部対策とは、サイトやページの評価を上げるために外部から行える施策です。
具体的には

があり、基本的にはこれしか思いつきません。
Googleは「良い論文などの研究結果は、他の論文に引用されることが多い」という考え方に基づいて、引用されるコンテンツは良質という評価軸を用いています。
よくある手法は、似たようなメディアを量産したり、ビュー数の多いメディアに費用を払って自社サイトへリンクを貼ってもらう場合もあります。

hubspotでのSEO

ここからはhubspotの話です。
hubspotでのSEOを説明する上で絶対に語るべき要素。
それが「トピック・クラスター」です。

「トピック・クラスター」とは?

「トピック・クラスター」とは、コアとなる上位表示を狙いたいワードを軸として、それに紐づくワードで記事を増やしていく手法です。
分かりづらいので図にします。
hubspot トピック・クラスターのイメージ図

上のような形で、メインとなるワードをまず決めます。(今回だと「hubspot」)
そこに紐づくワード

を設定し、それぞれ記事を作っていきます。
これに限らずhubspot以外でもこういった構造化の考え方はありますね。
hubspotでのトピック・クラスターが他と違う点はSEOをそこまで考えなくていいということです。
本来、SEO対策ではGoogleAdwords(Googleの広告ツール)を利用して、検索ボリュームと競合性などを考慮した上でワードを選定→記事を作っていきます。

hubspotでできること

hubspotでは、インバウンドマーケティングに必要なWebサイト、LP、ブログサイトを作成することができます。
また別の記事で詳しく紹介しますが、従来のようにプログラミングを書く必要はなく直感的なドラッグ&ドロップ操作でページを制作できます。
改修やテキストの変更が必要になるたびに、制作会社に連絡する必要はありません。

また書きすぎました。
SEOについてです。
hubspotにはSEO機能があります。
ブログサイトで執筆した記事を一覧で管理することができ、自社のブログサイトで必要なタスクを優先度をつけて自動化してくれます。

自力で、各記事の流入数を調べたり、内部対策を施したりするのはコストがとてもかかるので、ここを自動化できるのは大きなポイントです。
トピック・クラスターに関しても、自分で一から戦略設計を行う必要はなく、コアワードを決めると検索数、コアワードとの関連性などを考慮した上で候補を提示してくれます。

また、ワードごとの検索順位をレポートとして出すように、GoogleSearchConsoleとの連携も可能です。

ただ、この機能を使用するには有料プランを契約する必要があるので初期はまず自社のコンテンツをたくさん作ることのほうが重要と考えています。

まとめ

ここまでhubspot×SEOについてまとめてきて思うことを書きます。
まず、hubspotのSEO機能はとても優秀です。
が、、、
その前にまずやるべきことがあります。コンテンツを作る体制を作ることです。

そのため、hubspotのSEO機能を利用するのは、インバウンドマーケティングのステージが進んだ時と考えていいでしょう。

hubspotのSEOに感じること

ここ最近思うことがあります。
それはSEOの評価軸の変化です。
これまでSEOは被リンクであったり、文字量、ワード数が重要視されて来た傾向にありました。
(オンクリの感想です)
そのために、大手メディアに寄稿をしたり、文字量を増やしたりHTMLタグなどのリライトを行うことも多かったですね。

ただ、最近は違います。
Googleは検索エンジンのアップデートを繰り返しています。
その度に、被リンク、ワード数という指標は落ちている気がします。

更新頻度と質の高さ

その代わりに重要とされているのは、サイト自体の更新頻度とコンテンツとしての質の高さ。
サイトのコンテンツの更新頻度を減らすとページそれぞれの全体的に順位が落ちます。
ユーザーにとって有益なコンテンツを供給し続けているか?はGoogleにとって重要な指標なのでしょう。

2つ目はコンテンツの質の高さです。
当たり前ですが、Googleの目的はユーザーの課題を解決する有益なコンテンツを提供することです。
それ必要なのは大量の文字数でもなく、被リンクでもなく分かりやすく課題解決できることです。
SEO対策(被リンクや、ワードのリライト、HTMLタグのリライト)をしてあるサイトよりも、ユーザーに寄り添った記事の方が検索順位が高いのです。

ユーザーに寄り添った記事を書く

なので僕はコンテンツ制作をするのに一番重要なのは、ユーザーに寄り添った記事を書くことだと思っています。
例えば自社のお客さんに〇〇で困っているといわれたらなんと答えますか?
「〇〇を試してみてください。」
「僕らが作業をする必要があって、金額は〇〇くらいです。」
ただただたくさん喋ればいいというわけではありません。

なのでコンテンツを作る際は、実際の事例に基づくととても分かりやすいのです。
自社に相談がくるトラブルや、お客さんからよく聞かれること、お客さんのつぶやき。
それに対する返答をコンテンツにしましょう。

SEOは誰かのために

それら全てが誰かの役に立つコンテンツになり、SEO対策になるのです。
よって、これから先のSEOは誰かのための有益なコンテンツを作ることです。

Tsuchiya Takaya プロフィール写真
ディレクター Tsuchiya Takaya
この人について知る

関連記事

この人が書いた他の記事

記事一覧に戻る