Blog

マーケティング→利益 or 利益→マーケティング

新年一発目のブログです。
明けましておめでとうございます。
オンクリは3月決算なので、まだまだ1期目は終わっていないのですが2023年は2期目へと突入します。
今年の抱負は「結果」ではなくて、「手法」にこだわることです。
そんなことではなくて、今回書きたいのはまたまたマーケティングのお話です。

今までのマーケティングに関する記事は以下の通り
「マーケティング」って何だろう?
オンクリのマーケティングまとめ
「うちにマーケティングは必要ない。」は大きなチャンス
自社にしかできない。はそんなない。

今回は、自分でも疑問に思っていたことを文字起こしして、結論まで出します。

マーケティングするから利益が出るのか?

前置き

※これは個人的な前置きです。必要ない方は読み飛ばしてください。
オンクリの事業は、大きく分けてWebサイトの制作&マーケティングと、システム構築の2つがメインです。
当たり前なのですが、会社が継続していく、利益を上げていくには何かしらお客さんが必要になります。
法人、個人問わず。
そうなると絶対に営業活動というのは必要になるわけで、一組のお客さんが売り上げのほぼ全てを担っている会社さんもあるでしょうし、顧客がたくさんいらっしゃる会社もあると思います。
それはオンクリでも例外なく発生していて、その業務は僕が担当しています。
ただ、僕自身完全に営業だけをしているわけではなくて、特にここ最近は営業はできていませんでした。
となると、今ある案件を納品し終わるとまた営業活動が必要になるんですが、ちょうど今がその時期です。
最後に営業していたなぁと思うのは去年の今頃なので、そう考えると1年間よく既存案件と紹介で回ったなーという印象です。
皆さんありがとうございました。

営業再開

2023年明けから営業を開始したのですが、そこで色々な会社さんのWebサイトについて分析する機会がありました。
そうするとデータから面白いデータが見えてきます。
まず、前提としてオンクリでは新規顧客さんとのマッチングは、メールフォームからの営業を行っています。
これについては賛否両論あると思いますが、実績もなくお客さんも一人でいない状態でスタートした僕が「認知」を広げるためには一番最適だと思いました。

もちろん、本来営業用のものではないものを使うので受ける側としては不本意ですし、誇れるような手段ではないです。
ただ、泥臭く市場に入り込んでいく手段として使っていました。お叱りを受けたこともありましたが、その10倍の今も付き合いのあるお客さんと出会うことができました。
(個人的にメール営業は結構好きです(笑)。オンクリにはバンバン送ってください。)

売り上げや利益のフィルターをかけない場合、法人数に対してWebサイトを持っている割合は20%前後です。(長野県、群馬県)
※Webサイトを持っているの定義は、自社ドメインでWebサイトが公開されているかどうかです。

要するに長野県、群馬県のすべての会社の中でWebサイトを持っている割合は20%ということです。

これを長野県内の2022年申告分の純利益ランキングTOP1,000で見ると92.05%がWebサイトを持っています。

データから見るや、利益を出している企業がWebサイトを持っている。
ここからマーケティングをしているから利益を出ているのか、利益が出ているからマーケティングをしている。どちらとも言えないですが、利益が出ている会社は多くがWebサイトを持っていると言えます。

また、Webサイトのクオリティ(これは完全主観)でみても、コンテンツ量、ページ数、更新頻度、デザイン、細かい部分(ちゃんとタイトルだったりfavicon、ogpなど細かい箇所が設定されているか)を見ても純利益TOP1,000の会社さんの方がしっかりとしていましたし、マーケティングもしているなという印象を受けました。

なんで?

じゃあなぜ、利益が出ている会社の方がWebサイトを持っているのか?。

理由1 – 利益が出ている企業は知名度がある可能性が高いので、それなりのWebサイトが欲しい

オンクリでもよくお客さんによく言われることがあります。
「会社も成長してきて、Webサイトを見られる機会が増えた。だから、それなりに見栄えのいいWebサイトが欲しい。」
これって一見、目的は?とか、ただ見栄えのいいWebサイトは意味ないですよとか思いがちなんですが、そんなことはなくて、実際に発注先選びや、何かを購入する際は企業情報ってすごく見られる傾向にあります。(経験値です。)
なので、見栄えだけいいサイトを作るって意味なくないです。

Webサイトの根本はコンテンツなので、コンテンツをしっかり作って見栄えをよくしたらそれで十分な場合が多いんですよね。
それに見栄えのいいサイトを作れる人は、コンテンツを作る能力も高いです。
余談でした。

理由2 – 利益が出ているのでマーケティングに費用を充てられる

今の世の中、Webサイトの重要性が高まる一方で、必須にはなっていないんですよね。
(もちろん、僕は必須だと思ってます。)

事業自体は、Webサイトがなくても継続していますし長野県、群馬県で見ても80%の法人はWebサイトを持っていません。
でも事業は継続できているので必要か?という問いには必要ないということになります。
少なくとも今の時点では。

その中で、事業で出た利益を必須ではないことに充てられる。これは大きいと思います。必須ではないけど大事なことはたくさんあります。
(利益を残しても税金もかかりますしね。。)
だとすると、利益が出るからマーケティングをする→更に利益が出るの複利のようなスパイラルに入ることができますね。

理由3 – Webサイトを作ったら利益が出た

これは雑ですし、多分違います。Webサイトを作ったら利益が出たのかというと間違いなく×。

結論

僕の感覚では、利益が出ているからマーケティングをしているの方が正しい気がします。
赤字を掘ってWebサイトを作って色々なマーケティングをする会社さんを僕の顧客では少数しか見たことがありません。
(それだけマーケティングの重要性を肌で感じているか、理解しているんだと思います。)

その中で理由1と理由2が半分くらいずつかなと思います。
Webサイトをしっかり作ったけど、マーケティングはしていないなぁとかもっとしっかりしたいと思う会社さんは多いと思いますし、理由2が理想ではあります。

利益が出ていない時は?

僕が出した結論だと、利益が出ていない会社はマーケティングをすることができません。
でもそういうことが言いたいわけではないんです。。(現実や論理は複雑で難しいです。)
利益が出ていないからマーケティングが受けられない→これは正しいと思います。またまた経験値ですが、マーケティングをサービスとしてしっかり提供している会社さんは当たり前ですが費用が比較的高いです。
(これは当たり前の話で、いい製品の価格が比較的高いのは価値の対価ですし、オンクリの費用も決して安くはありません。)

予算があればそう言った会社さんに依頼をするのが一番だと本当に思います。僕でもそうします。
ただ、利益が出ていないけどマーケティングをしてみることはできます。

例えば、SNSを運用してみるとか。
マーケティングで一番大変なのは、「継続」なのでまずは運用方法うんぬんではなくしっかりと継続できればそれで及第点だと思います。(これが本当に難しい。)
そこから色々なものが見えてきます。データとか自分の感覚とか。

そうなったら本を読むことをおすすめします。個人的なおすすめの本はメールでも電話でもSNSでも聞いてくれたらお教えします!

基本的に、僕らのようなマーケティング会社がしていることは僕らにしかできないことではありません。
ただ、本に書いてあることに忠実に、そこに少しオリジナルのスパイスを加えて、あとは少しの経験値だけです。

そのマーケティングの結果として、利益に繋がると感じたのなら色々なマーケティング会社を選定→投資に繋がっていきます。ノウハウにお金を払うのではなく、時間を買うという感覚ですね。

最後に

今回の記事内で出てくる「Webサイトを持っている」と「マーケティングをしている」はイコールではないです。少しごっちゃになっています。すみません。
でも、マーケティング自体はどの企業にも必要です。これは断言します。

逆に現時点では20%の会社しかWebサイトを持っていないからこそ、その分野でのマーケティングは競合が少ないです。もちろんSNSにはSNSの良さが、他の施策には他の施策の良さがあります。
2023年が少しでも多くの会社さんのマーケティング元年になりますように!
それでは失礼します。

カテゴリ一覧

関連記事

新着記事