どうもこんにちは。オンクリ編集部のTsuchiyaです。
皆さんあまりいいともいえないこんな世の中ですがいかがお過ごしでしょうか。
いきなり自分の話を始めますが、僕はというと、持病である潰瘍性大腸炎が悪化の一途を辿り昨日まで大好評絶賛入院中でした。
(以前書いたブログに詳しい病気の症状などを書いておりますのでよく分からない方はまずはこちらをご覧ください。)
目次
入院〜退院まで
エピソード:0〜忍び寄る病気の陰〜
前回ブログを書いた2020年の12月から、2021年1月中旬まで病気の症状は普通に生活ができるくらいには落ち着いていました。
しかし、それに甘えて二郎系ラーメン大盛り(ヤサイ、アブラ、ニンニク増し)、深夜12時を跨いでからの家系ラーメン、スナック菓子の爆食いなど暴飲暴食を繰り返す日々が続きました。
それから異変を感じたのは1月下旬に入るか入らないかくらいの頃。一日のトイレにいく回数は日に日に増えていき、便には毎回血が混じる様になりました。
(これぞ「喉元過ぎれば暑さ忘れる」ですね。はい。アホです)
とは言っても2021年1月4日に、このメディア名「オンクリ」から名前をとって「オンクリweb」っていう屋号までつけてフリーランスデビューしてしまった僕。
(ちなみに前職を退職してからの1ヶ月間、ビビりながら悩みに悩んだ挙句震える足を抑えながら開業届を税務署に提出しました)
マーケティングを軸に置いたホームページ・ECサイトの制作、システム開発をメインに事業をやっています。
詳しくはこちら
腸の調子とは反比例して大きくなっていくフリーランスデビューした事に対するワクワクと野望。
自分の体のストップサインを無視して際限なく仕事をし続けました。
そうすると当たり前ですが、更に悪くなっていく腸の調子。
(めんどくさいのでこれから”腸子”と呼びます。)
2月に入ってからは基本的に、午前中は腸子が悪く体は使い物にならず。外に出るなんて絶対に無理な状況でした。
それでも午前中は外に出ずにできる仕事を消化して、午後になって少し動ける様になると毎日の様に外回りの営業や打ち合わせに回っていました。
しかし、片道30分の客先訪問のために出発は1時間前。理由はお察しの通りで、車の運転中に便意が突然襲ってくるわけです。
もう基本的に近辺のトイレ休憩場所は全て把握しました。
今度誰かトイレ休憩の場所で困ったら僕に電話してください。最短ルートを迅速・的確にお伝えします。(もちろん謝礼は入りません。)
車の運転中に便意が襲ってくるのは本当に地獄です。潰瘍性大腸炎の場合、(個人差もあると思いますが)便意を感じてから我慢できる時間が異様に短いんですよね。
そんな中、信号に捕まった時なんかは本当に汗ダラダラで意識を失いそうになるくらいの貧血、顔も真っ青になって急いで近くのトイレに駆け込む。こんな事が続きました。
エピソード:1〜腸痛の兆し〜
2021年4月1日、「よし!新年度頑張ろう。」と思っていたその矢先、夕方くらいからなんだか腸が痛いなと…
潰瘍性大腸炎歴4年は経ちますが、トイレに行く回数が多いだけで腸自体が痛い事は一度もありませんでした。何か変なものでも食べたかな。と思い込みながら1日,2日と過ごしていきましたが日に日に時間を追うごとに痛くなっていく腸。
ついに3日には耐えきれない程の痛みになり、4日には近くの大型病院に緊急受診。(本当に痛かったです。盲腸の経験もあるのですが、それよりも痛くてひたすら悶えていました)
しかし、土日で消化器内科のドクターが不在だったため、とりあえず痛み止めを処方され一時帰宅して様子を見る事になりました。でも結局痛みは増す一方で次の日にもまたも緊急受診。
いろいろ検査をしたところ、ドクターから
「潰瘍性大腸炎の範囲が広がり悪化しています。」
と告げられあっけなく入院となりました。
中等症から重症へ
潰瘍性大腸炎の範囲が直腸結腸からもっと奥の腸まで広がり「中等症」から「重症」にランクアップしています。
エピソード:2〜入院生活〜
入院生活が始まり1日目&2日目は絶食期間でした。腸を休めたいのもあるし、大腸の内視鏡検査も控えていたためです。
(ひたすら血の管から点滴をぶち込んでいました)
検査結果は見立て通り、潰瘍性大腸炎の症状の範囲が広がり悪化しているとの事でステロイドを軸に治療が始まりました。
ステロイドについても前回のブログで触れてあります。
今回新しく始めた「顆粒球吸着療法」
今回主治医になったドクターは、まだ試した事のない治療法を提案してくれる人で「顆粒球吸着療法」というものを教えてくれました。
ステロイドによる治療で効果が得られにくい場合や、副作用等の理由で薬物の使用を抑えたい患者が使用する治療法です。
具体的には、右手と左手のぶっとい血管にぶっとい注射器を指して血の入れ替えを行います。その入れ替えの過程で白血球の中に存在する顆粒球と呼ばれる腸を攻撃している成分を取り除きます。
ただ、僕の場合はステロイドの服用も合わせて行っているためもし回復してもこの治療が効いたかどうかは定かにはなりません。
エピソード:3〜症状が回復してくる〜
入院4日目からステロイド治療を始め症状は嘘の様に落ち着いていきました。
入院6日目には1日の便の回数も2~3回程度に減り、血が混じる頻度も減りました。入院から8日が経つと1日の便の回数は1回以下。血が混じる事も全く無くなり潰瘍性大腸炎の症状は全く出ていません。
エピソード:4〜VIPからの退院〜俺はアラブの石油王?
このブログを書いているまさに今、2021年4月17日は退院の日です。
4月5日から入院していたので12泊13日の今のご時世に考えられない長期間のちょっとした旅行気分を味わえました。
毎日、ご飯が3食上げ膳据え膳で提供されて、部屋の掃除、ゴミ捨て、体調のチェックまで全て周りの人がお世話をしてくれる。
それから今回の入院では医療費適用外で一泊¥30,000の費用がかかる超VIP部屋に泊まる事ができました。(病院側の都合だそうです)この部屋が本当にすごくて、まず病院の部屋なのに小さなキッチン、電子レンジ、クローゼット、ソファ、すごく大きいテレビ、お風呂、トイレ、ベッドが全部部屋に用意されているのですよ。
しかもそれら全てがあるにも関わらずまだまだ余白が残る程広い部屋で、超絶VIPな生活を送る事ができました。(こんな生活をしているのはアラブの石油王くらいでしょう。)
でもそんなVIP生活は今日で終わりを迎えます。
食事を3食上げ膳据え膳してくれるスタッフの人はもう部屋には来てくれないし、ゴミ捨てだって、掃除だって自分でやらなきゃいけません。
12泊も過ごしたVIP部屋は家の部屋より全然広いし、ソファの座り心地だって幅だって家より格段にいい。
そんな部屋を出ていくのは旅行が終わった時のなんとも言えない寂しさ、虚無感を感じますがそんなものには全くめげずに明日から逞しく生きていきます。
今後について
今後は、ステロイド治療と顆粒球除去療法を合わせて病院に通いながら治療を進めていく予定です。でもどちらも根本的な治療にはならないのでこのまま症状が落ち着いて寛解期を維持できればいいなと思っています。
そんなこんなで【三日坊主日記】始めます
そんなこんなってどんなや!と言われるかもしれませんが、今日から【三日坊主日記】を始めます。最近投稿が疎かになっていた記事を1日1本書きます。病気の様子や自分のフリーランスという働き方、私生活で起こった事などなど。
【三日坊主日記】を始める理由
入院中大好きなライターさんである”noteの女王”こと岸田奈美さんの【もうあかんわ日記】を読んでいました。
(そうです。”家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった”で有名なあの岸田さんです。僕はこの記事を見てから岸田さんの大ファンになり、それからというものnoteの記事を楽しみに読んでいるのです。この文章力と言ったらすごくて読んでいるだけで引き込まれてしまう。文章を読むという行為がとてもスラスラと進んでいきます。これ以上凄さを語り始めると止まらなくなるので割愛しますが。)
これを読んで、人間てみんな色々いい事や悪い事があるんだろうけど、それをコンテンツ化してしまえば他人も面白いし、本人も物事を一歩引いて見れるのではと仮説を立てました。それをこれから検証していきます。
かつてかの有名なチャップリンは言いました。
「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」
そして今有名なナミップリンはこう言っています。
「人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」
僕はこれを信じて【三日坊主日記】を始めます。
なんで”三日坊主”なのか?
”三日坊主”!?三日坊主じゃん。少な!と思ったそこのあなた。
はい。否定のしようがありません。だって短いですから。でも30日とか1年とか決めても絶対続かないんです。
だからまず3日を目標に続けます。その後、まだ書けそうだったらまた”三日坊主”をやるかもしれないし、もう無理だと思ったらやめるかもしれません。