自社にしかできないことって何だろう。
例えば、製造業界であればすごく特殊で希少な技術を持っているとか、飲食店だったらここでしか取り扱えない食材があるとか。
目次
自社にしかできないことは?
そう考えてみると、自分たちにしか提供できない製品やサービスは多くの企業が持っていないんじゃないかなと思います。
珍しいや数が少ないということはありますよもちろん!
オンクリを例に挙げると、「あなたの会社に頼む理由は何ですか?」と聞かれた時に、引き出しはいくつかあるのですが、それも全て反論ができます。
「コンテンツ作りからデザイン、システム構築、マーケティングまで一貫してできます。」
→それができる会社は他にもある。
「メンバーが3人で、スキルが集中しているのでスピード感を持って対応できます。」
→1人で活動している人の方が早いよね。
「ディレクターのフットワークが軽いです。」
→フットワーク軽い人は他にもいる。
「Hubspot使っています。」
→それも他にもあるよね。
という風に。
ではどうすればいい?
ここからは上の内容に当てはまるかもと思った方に向けてです。
マーケティングを行っていく上で、強みを見つけて発信していく必要はありますが、強み=自社にしかできないことでは必ずしもありません。
強み=自社が選んでもらえるポイント
です。
なぜ選ばれているか?
今この記事を読んでいるあなたの会社には、toBでもtoCでも必ず顧客がいると思います。
その顧客はなぜあなたの会社を選んだのでしょう。
それには数えきれないほど様々な理由があると思います。
地理的な距離
新型ウイルスの流行によって、リモートワークやオンライン会議などが普及しましたが、実際に会って話をするという行為の有効さは皆さんがよく知っているでしょう。
僕も営業やディレクションをしている中で、基本的には対面で話ができるよう心がけています。
そうなると、地理的な距離というのは重要なポイントです。
その他にも、保守・運用が必要なサービスであればトラブル時にすぐに駆けつけることもできます。
タイミング
何か対価を払う上で、タイミングはすごく重要です。
人間、欲しいものはすぐに手に入れたいですよね。
デザイン
自分が気に入ったデザインがあるかどうかも重要ですね。
価格
できるだけ買い物は安価に抑えたいですよね。
人
何を買うかも重要ですが、誰から買うかはもっと重要です。
日用品や比較的すぐに手に入る製品だとそうはならないかもしれません。
わかりやすいのは「車」です。
様々なディーラーで見積もり競争をする顧客も一定数いる上で、〇〇さんから買うと決めている方も多いのではないでしょうか?
僕もその一人です。
仮に見積もりが高くても買います。差が大きすぎたら考えます(笑)。
購入後の体験
購入後にトラブルが起きた時、困った時の体験も重要でしょう。
車は売れますが、車検やメンテナンスはできません。と言われると困ってしまいます。
様々な要素が絡みあって
いくつか例を挙げましたが、コンバージョンのための要素はこれだけではなく、無限にあると思います。
顧客の判断基準にもよりますが、自社にしかできない事がない企業だけがマーケティングが成功するのだとしたら、日本の企業の99%は仕事がないということになります。
見える化
自社が選ばれている理由を完璧に見える化することは難しいかもしれません。
ですが、見える化するための努力をすることはできます。
顧客に判断基準の話を聞いたり、営業さんと深くコミュニケーションを取ったり。
- その結果、自社はどうして選ばれているのか?
- 自社を選んでいる顧客の特徴は?
- 判断基準は?
その上で、選ばれる理由を顧客となりうるターゲットに発信していくのか、新たな選ばれる理由を作って、新たなターゲットに発信してくのか。
方法は様々です。
オンクリにしかできないこと
オンクリにしかできないこと。多分ありません。
細かい施策の進め方などで、全ての制作会社はオンリーワンではありますが、Hubspotを使っている会社さんも、コンテンツからデザイン・制作・マーケティング・システムまで一貫して提供している会社さんも、GoとJSを使っている会社さんもたくさんあります。
それでも色々な要素が絡み合って僕らは仕事をしています。
これからも様々なお客さんと話ができるのが楽しみです。
嘆かなくていい
オンリーワンがなくても嘆くことはありません。
御社の強みが絶対にあります。
一緒に見つけましょう。
オンリーワンがある方へ
それは営業でもマーケティングでも大きな大きな強みです。
僕らのお客さんでも持っている方がいらっしゃいますが、それを武器にして戦略を組み立てましょう。