皆さんは僕のじいちゃんをご存知でしょうか?
そう、昨年8月20日に92歳でこの世を旅だったあのじいちゃんです。
名前は義春。
よとしとはとると書いて義春です。
じいちゃんについて詳しく知りたい方は下のURLから記事をご覧ください。
義春は孫に弱し。されどじいちゃんは誰よりも強し。【三日坊主日記】
僕については以下の記事を
【三日坊主日記】オンクリを初めて6ヶ月。
そんなじいちゃんですが、最近ふとあることを思いました。
じいちゃんがマーケティングしていたら今頃どうなっていただろう?
目次
継続の鬼
今まで書いてきたマーケティングに関するブログで、はちゃめちゃ書きながら言いたいこと。
それは難しいのはマーケティングではなく、継続であるということ。
そしてその継続に対して、この世で一番耐性を持つ男が僕のじいちゃんです。
雨でも雪でも絶対に休まず、野菜の世話をし続ける。
そんなじいちゃんは繁忙期は基本5時おき。(出荷がない日は6~7時の間くらい)
朝飯をガッツリくらい、昼まで働いて1時間くらい昼寝をする。
そこから18時くらいまでまた野菜の世話。
俗にいうブラック労働である。
それを感じた僕はじいちゃんに聞いてみた。
(もちろん生前)
僕:「大変じゃないの?」
じいちゃん:「大変だよ。でも自分の作った野菜を食べてくれる人がいる。こんな幸せなことはない。」
うわ。名言出ました。
これは今でも僕が頑張りたい時に思い出してます。
じいちゃんは基本自分の決めたことを必ずやり切る。
ちょっとわかりづらいかもしれないけれど、農家というのは野菜を作る前に畑にビニールシートを貼る。
詳しくないものの、雑草防止とか、効率よく野菜を作るためとか多分そんなところだと思う。
ビニールシートの下には畝を立てて、畝と畝の間に砂をかけることで固定するのだけれど、じいちゃんはそこに土だけでなくわらを敷いて敷く。
敷くのではなく、敷いて撒く。
まず、ビニールシートが晴れたらわらを1束等間隔に置いて、その上からなんだか四角い釘らしきものを打ち込む。
そして、畝と畝の間のビニールシートが見えなくなるくらいわらをまく。
そもそもじいちゃんは米を作っていないので、わらを自前で調達できない。
だから米農家の人にお願いをして、稲刈りの後のわらを車で10分離れた田んぼから2往復してこさえてくる。
これがまた大変。体中がかゆいし、田んぼはぬかるむし。
これは普通の農家さんからみたら明らかに無駄だ。
野菜が美味しくなるわけでもないし、仕事が効率化されるわけでもない。
実際、近くの農家さんから馬鹿なことやってるなと思われていたんだろう。
実際に僕も気になって聞いたことがある。
僕:「これやる意味ある?」
じいちゃん:「まぁ。なんか。この方が綺麗じゃん。雨降った時の水よけにもなるし。」
いや、100歩譲って水よけはいいよ。
でも8月真夏の40度超えそうな時に、数日かけてはやらなくていいよ。
と思った。
とまあこんな感じで生産性や効率化とはほど遠いじいちゃんだったけれど、決めたことは必ずやりきった。
本人の話によると
「人生で一番大事なものは努力するっつぅーことだな。」
とも言っていた。
だから、牛や馬の畜産が流行った時にもじいちゃんはあまり手を出さなかったらしい。
周りにはあいつは馬鹿だといわれたが、じいちゃんはただひたすら野菜を作っていた。
それからじいちゃんは派手な機械にお金をかけることもしなかった。機械は高いが、人間では絶対にできない量の仕事を、それもすごい速度で進めてくれる。
でも、地道にできることは自分でやっていた。
さぁ!ここで本題。
じいちゃんがもしマーケティングを鬼のごとく継続していたらどうなっていたのか?
今回は
- ブログのPV数
- リード数
と2つの視点で考えてみようと思う。
ブログ
前提条件
- 前提条件としてブログは雨でも雪でも毎日書いたものとする。
- じいちゃんは24歳になるまでは、ろくでもない男だったらしいので25歳から続けていたものとする。
- 1ブログのアクセス数は平均で20PV/月とする(ちょっと少なめに
- じいちゃんは人が喜ぶことをするのが好きだし、人をよく助ける。なので、有益なコンテンツに対する感度は高いものとする。多分。。
まず、1年間365日、25歳から92歳までかかさずブログを書き続けたとして、記事数は2万四千くらいになる。
1記事あたりのPV数/月が20だから月のPV数は48万9千百。
累計PV数は雑な計算だが、489,100÷2×24,455で59億8千と少し。おおよそ60億PVとなる。
リード数
これまた雑だが、リード数がPV数の1%ずつ増えていくとして、1日2千4百4十5人がリードになる。
それを25歳から92歳まで続けた場合、5千9百7十9万人がリードになっている計算だ。
今の日本の人口が1億2千万人くらいなので、半分はじいちゃんのリード。
大袈裟にいうとファンになっていたであろう。
ちりつも
塵も積もれば山となる。略してちりつも。
じいちゃんもマーケティングも偉大なことが分かりました。
結局、じいちゃんには自分が何の仕事をしているのかも理解してもらえなかったわけだから、もしも論になってしまうし、そもそもじいちゃんが25歳の時にブログなんて存在しなかった。
それでもよくわからないなりに「まぁ、頑張れよ。」と言ってもらったので頑張る。
あと少ししたら、じいちゃんにも自分の仕事が伝えられるように。
天国でマーケティングしてもらえるように(藁)。
ナマステ