長野県で宅地建物取引業及びソーラービルダー業を営むLifeコーポレーション株式会社様(以下、Lifeコーポレーション様)。長野県東御市を拠点にする、地域に密着した企業です。
オンクリでは、Lifeコーポレーション様の
など、ウェブ上にまつわる業務を多岐にわたってサポートさせていただいています。
今回の記事では、Lifeコーポレーションの代表であるY様と担当のK様、それから弊社の各担当者に話を聞きました。
柳橋様と弊社代表 土屋の出会いは土屋によるフォーム営業がきっかけです。
実際にお会いした当時の印象について、土屋はこのように語ります。
ーー信頼していただいていると感じたきっかけはありましたか?
ーーそう言っていただけると嬉しいと同時に気が引き締まりますね。担当者様はいかがですか?
社長様もK様も、お二人とも土屋を信頼し、任せようと思っていらっしゃることが伝わってきます。
そんなLifeコーポレーション様にも土屋と初めて会った際の印象について伺うと、
とのこと。そうして関わりができたLifeコーポレーション様とオンクリですが、実はLifeコーポレーション様は以前から自社ホームページに対して改善の余地があると考えていたそうです。
その思いは、初回の打ち合わせ時に土屋にも共有していただきました。
期待も込めて任せてくださっていることがわかります。
話し合いを重ねる中で、Lifeコーポレーション様には「問い合わせ数を増やしたい」という明確なゴールがあることがわかりました。
そこでオンクリは、単なるWebサイトのリニューアルにとどまらず、その後の集客支援まで見据えた戦略を提案しました。
最優先の目的を「問い合わせ数の増加」と定め、以下のように段階的に施策を展開していきました。
既存のWebサイトは情報の整理がされておらず、問い合わせまでの導線が曖昧でした。お客様と一緒に課題を洗い出していく中で、ディレクションを担当した土屋は、Lifeコーポレーション様のサービスを必要としている人のサイト訪問促進が重要だと感じたといいます。
また、更新性にも課題がありました。社内でより容易に更新作業ができるよう、サイト内の整備も視野に入れて準備が進められました。
課題を洗い出し、Webサイトを通して問い合わせ数を増やすことを1番の目標に設定。しかし話し合う過程で、次のような相談も受けたそうです。
そこで、「お問い合わせ数の増加」だけでなく「信頼感のあるサイトへの刷新」も目的として制作を進めることになりました。
サイトの最重要目標は「お問い合わせを増やすこと」。そのために以下の3つを軸に設計されました。
一方で、オンクリにとっての一番の目的は「お客様社内にマーケティング文化を根付かせること」でした。
既存の情報を整理するのではなく、0から必要最低限の情報に絞り込みました。目的は「不信感をなくし、地元密着の姿勢を伝える」こと。色味は既存のコーポレートカラーをベースにしています。
デザインを担当した牧野は、社員の顔出しNGという制約の中で、どう信頼感を表現するか試行錯誤したと振り返ります。
ーー社員の方々のお顔は出さずに不信感を与えないサイトにするために、どのような点を意識してデザインを進めましたか?
フォントは丸ゴシックを採用し、親しみやすさを演出。さらに、ロゴからオレンジと緑を抽出し、ソーラー事業と不動産事業で色を使い分けました。
また、牧野はサイトのデザインで気に入っている部分として「方眼紙の背景」を挙げます。
サイトのコーディングはオンクリでエンジニアを務める礒谷が実装。実際のコーディングプロセスなどについて話を聞きました。
ーーサイトにデザインの意図を反映するために、どのようなプロセスでコーディングを進めているのですか?
ーー実際に制作する中で大変だった部分はありますか?
さらに今回は、社員の方々の写真を大きく使えなかったので、イラストや文章を中心にレイアウトを組んでいます。その結果、吹き出しを加えたり、テキスト量を調整したりする必要があり、見た目以上に手間がかかった部分もありました。
それでも、牧野がデザインもコーディングも理解しているため、エンジニアへの配慮が助けになったと語ります。
リニューアル後、お客様からは『デザインや情報が乱雑ではなく見やすい』『会社について簡潔に知ってもらえる内容で分かりやすい』といったお声をいただきました。
また、サイト公開後のサポートについても評価いただき、オンクリが目指していた『マーケティング文化を根付かせること』の第一歩を実現できた結果となりました。
検索流入やリスティング広告の着地点として、ランディングページ(以下、LP)制作も並行して行いました。
そもそも、いわゆる一般的なWebサイトとLPにはどのような違いがあるのか、デザイナーの牧野に話を聞きました。
ーーLPをデザインすることは、企業サイト(通常のWebサイト)を作る時と比べて何か違いがあるのでしょうか?
ーー押し付けがましくならないようにというのは?
サイトを訪れた人に問い合わせまでしてもらうことがLPの役目です。その要となる問い合わせフォームのデザインについても話を聞きました。
ーーサイト上のお問い合わせフォームはどのように設計されたのでしょうか?
また、複雑すぎるフォームは途中で面倒になってしまうと思うので、簡単に入力できることを重視しました。
ーー他社のフォームはどれくらいチェックしたのですか?
サイトのコーディングはエンジニアの礒谷が担当しました。
Webサイト制作時と同様に、画面サイズに応じて仕様を変える必要があり、その点で試行錯誤を重ねたといいます。
それでも大変さ以上にやりがいを感じたそうです。
細部までこだわり抜いた調整の積み重ねが、最終的に完成度の高いサイトへとつながりました。
LP制作によって、当初の目的であった「問い合わせの増加」を実現することができました。
その成果について、土屋は次のように振り返ります。
でも、喜んでもらったこと自体よりも、0が1になる過程を見ていただき、リード獲得の仕組みやプロセスを体験していただけたことが本当に良かったと思います。さまざまなことにご協力していただき、泥臭く掴んだ一件でした。
こうして得られた「最初の1件」は、単なる成果以上に、今後のマーケティング活動を進める上での大きな自信と手応えとなりました。
オンクリとLifeコーポレーション様の間では、2週間に一度マーケティング施策に関する打ち合わせを行っています。
当初から土屋は「問い合わせ数を増やしたい」というお客様の意向を叶えるためには、マーケティング施策が必要なプロセスであると感じていたとのこと。
目的は問い合わせ数の増加と、効果測定・改善ができる体制の構築です。
基本的には、新たな課題が出た際にヒアリングを通じて言語化し、適切な施策を提案。その中から、自社のリソースに合ったものを実行し、効果を検証。結果をもとに改善を重ね、実行可能かつ効果的な施策を随時提案しています。
ただ、こうしたマーケティング施策をやる上で、持続不可能な状態に陥ってしまうことはよくあること。マーケティング文化の醸成のためにはそのような状態は避けなければなりませんが、それについて土屋は下記のように語ります。
ーー実際に今までマーケティング施策を行なってきて、2週間に一回の打ち合わせは意義のあるものになっていると感じますか?
お客様の最新情報をマーケティング施策にも反映することで、より効果のある施策を実行することができます。
実際、Lifeコーポレーション様での施策は功を奏しており、公的機関からの問い合わせや求人募集への反応、さらには採用も成功するなど効果を発揮しています。
お問い合わせの増加を目指すうえで、土屋は「即効性のある施策」と「時間をかけて資産となる施策」の両方に取り組みたいと考えていました。
複数の施策を試すことで、顧客にとって最適な方法を見極められるという意図もありましたが、それ以上に重視していたのが“広告の即効性”です。
理由は、顧客にとってウェブ施策がまだ馴染みの薄い段階でオンクリに依頼し、実際に問い合わせなどの形で成果を体感できること。これこそが重要な成功体験になるからです。成果が見えることで信頼が高まり、より安心して任せてもらえる関係へとつながります。つまり、持続的なパートナーシップを築くうえで欠かせないプロセスだと考えていました。
広告にはリスティング広告を採用。
広告配信にあたり、オンクリが常に意識しているのは「PDCAを回し続けること」だといいます。
そうして広告配信と検証を繰り返すうちに、広告の最適な使いどころが見えてくるようになります。施策を進める中で、“武器”となる手応えが形になっていくイメージだと土屋は語ります。
こうして積み重ねてきた試行と改善のプロセスが、確かな成果と信頼につながっています。
もともと採用の強化を希望されていたLifeコーポレーション様。特に「求人応募がなかなか集まらない」という課題に対し、打開策を求めていました。そこでオンクリが採用支援を担当することになりました。
当時はオンラインでの採用活動が十分に整っておらず、求職者との接点も限られていたといいます。そのため、まずは戦略を細かく立てるよりも、求人募集の露出をオンライン上で増やすことが最優先だと判断しました。
具体的には、採用サイトの制作から取り掛かりました。プラットフォームには既存のものを活用しましたが、デザインや構成での差別化が難しいため、その分“情報量”で違いを出すことを意識して設計しました。その際、ウェブサイトなどで採用しているコンセプトは変えずにコンテンツを制作することも意識したといいます。
その結果、応募数は着実に増加。以前は検索結果に表示されなかった採用情報が、サイト開設後には検索に引っかかるようになり、最終的には月5件の応募を獲得できるまでになりました。
難しい施策にいきなり取り組むのではなく、まず基盤を整えたうえで応用へとつなげていく。こうした積み重ねが、双方にとって無理のない採用支援のあり方だといえます。
一連の支援を通じて、Lifeコーポレーション様の中でどのような変化が生まれたのか、お話を伺いました。
ーー今後、弊社に期待することがあれば教えてください。
今回の取り組みを通じて、「Webサイトを活用していこう」という前向きな意識が芽生えたことは、とても嬉しい変化でした。
制作物を届けるだけでなく、その後に活かしていただく姿勢が生まれたことが、私たちにとっても大きな励みになっています。
今回の取り組みを通じて、包括的な支援だからこそ実現できたメリットがいくつも見えてきました。
日々変わる状況にタイムリーに対応できること、0から1を生み出す過程を共有できたこと、そして施策を柔軟に方向転換できること。その一つひとつが、成果につながる大切な要素だと言えます。
また、土屋は今回のような包括的な支援を次のような会社様にもお勧めしたいと言います。
Lifeコーポレーション様との取り組みを通じて得られた学びは、私たちにとっても大きな財産です。これからも「成果」と「文化づくり」の両面で、より多くの企業様のお役に立てればと思います。
Webサイトリニューアル
https://life-corporation-ltd.com/それまでウェブ施策や広告運用を行っていたものの、思うような成果が出ず悩んでいたLifeコーポレーション。
そこで弊社がウェブサイトのリニューアルとウェブマーケティング全般を担当することになりました。最優先の目的は「問い合わせの増加」。単なるサイト制作にとどまらず、集客施策まで視野に入れた包括的な計画を立案しました。
まず、既存サイトの課題を洗い出し、集客に耐えうる基盤を整備。加えて、顧客自身が更新しやすい仕組みを導入し、コンバージョン導線の最適化も実施しました。
デザイン面では、事業内容から不信感を持たれることのないよう、「地元感」を意識。長野県東御市に拠点を構える信頼できる企業であることが一目で伝わるデザインを心がけました。
問い合わせ増加をより強化するため、ウェブサイト制作に加えて、検索流入やリスティング広告の着地点となるLPも制作しました。
地域特化型SEOを意識したリスティング広告と組み合わせることで、見込み客を効果的に集められる基盤を構築することができました。
マーケティング施策立案・制作・実行
2週間に一度打ち合わせを行い、課題の優先順位を決め、施策を提案し、実行の順番やお互いのタスクを確認しています。
新たな課題が出た際は、ヒアリングを通じて言語化し、適切な施策を提案。その中から、自社のリソースに合ったものを実行し、効果を検証。結果をもとに改善を重ね、実行可能かつ効果的な施策を随時提案しています。
このプロセスを始めてから、公的機関や個人からの問い合わせが増加。また、長年動きのなかった求人募集にも応募があり、実際の採用につながりました。継続的な支援を通じて、顧客の事業成長をサポートできています。
広告運用支援
ウェブサイト制作にとどまらず、ウェブに関するさまざまな支援を行う中で、顧客に最適な施策を見極めるため、即効性のある施策と時間をかけて資産となる施策の両方を試したいと考えていました。
そこで、即効性があり中長期的な施策にも活用できるリスティング広告を導入。
導入理由は、問い合わせの獲得単価を見極められること、そして問い合わせ意欲の高い層へのアプローチが可能だったことです。
運用開始してからは問い合わせが増え、獲得単価を把握できたことで予算設定に役立ちました。また、運用を続けることで時期ごとの変動も把握でき、効果的な予算配分が可能になりました。
採用支援
元々 採用強化をしたいという希望があったことから採用支援を担当しました。オンラインでの露出を高めるため、採用プラットフォームを活用した採用サイトを制作。既存のプラットフォームを利用する以上、他社との差別化にはコンテンツの充実が重要となるため、情報量を意識して設計しました。
採用情報をオンライン上に掲載できたこと自体が大きな一歩となり、以前は検索結果に表示されなかった採用情報が、サイト開設後は検索に引っかかるようになりました。そういった意味でも、オンラインでの発信が効果的だったと言えます。
その結果、応募数は月5件まで増加し、順調な成果を達成。お客様にも満足していただきました。